Refeeding syndrome  ASPENより

本日のカンファでRefeeding Syndrome(以下RS)が話題になったので比較的新しい文献をみてみました。
面白かったポイントを列挙します。

 

ASPEN:American Society for parenteral and enteral nutrition

 

ASPEN Consensus Recommendations for Refeeding Syndrome
Nutr Clin Pract. 2020 Apr;35(2):178-195.
doi: 10.1002/ncp.10474. Epub 2020 Mar 2.

RSを起こしやすい患者群
Anorexia nervosa
精神疾患(統合失調症など)
アルコール多飲、違法薬物使用
胃切除、腸切除後
低栄養、偏った食事
飢餓状態
腎不全・透析患者
重症疾患Critical illness
悪性腫瘍

 

RSによって起こる浮腫
慎重に水やNa管理しても浮腫が起こるのはVolume overloadだけでなく、高インスリン血症によるNa利尿ペプチドの不活化や血管透過性亢進によって起こっていると考えられている

 

糖の投与に関して間欠的と持続投与どちらがよいのかという問いに対して
Initiate nutrition at a maximum of 40%–50% goal, but usually starting the glucose infusion rate
around 4–6 mg/kg/min and advancing by 1–2 mg/kg/min daily as blood glucose levels allow until you
reach a max of 14–18 mg/kg/min. This includes enteral as well as parenteral glucose.
とあり、必要なカロリーから考えると持続投与になる。特に間欠投与は高血糖をおこしやすい。

 

低P血症で横隔膜機能不全が出る理由
リンはATP(アデノシン3リン酸)の材料、そして血球の2,3GPDの材料である。
そのためリンが欠乏すればATPをよく使う臓器(筋肉・脳)の機能不全、2,3GPD欠乏による血球の膜不安定⇒溶血などがおこる。