1型糖尿病と2型糖尿病の鑑別

糖尿病の1型と2型の鑑別

 

1型糖尿病
体重減少あり
ケトン尿あり
発症から日~週の単位で口喝・多飲・多尿などのDM症状が出現
上記症状は目立つ
自己免疫疾患の家族歴(若い時からインスリン依存性)
発症年齢のピークは学童期、ただしどの年齢帯でもよい(30歳以降で発症する例は1型糖尿病の40%)

 

2型糖尿病
体重減少は非典型的
ケトン尿は通常でない
DM症状は目立ちにくい
DMの家族歴があるのは30%程度
40歳以降に発症することが多いが若年者で発症することも

 

 

HbA1cのピットフォール

上記のように1型糖尿病だと発症から数日で口喝などのDM症状が出現するため、DMを疑ってHbA1cを測定してもまだ反映されない
施設によっては当日検査結果がでないこともあるため血糖測定で1型糖尿病と疑えば早期に治療介入しなければならない。

 

検査での鑑別
全ての患者に自己免疫抗体を測定する必要はない。
UK National Institute for Health and Care Excellenceは自己免疫抗体やCペプチド測定は1型糖尿病が疑われる場合や、BMI25以上、50歳以上でも2型糖尿病としては非典型的な場合に測定することを推奨している。
抗GAD抗体、抗インスリン抗体、インスリノーマ関連抗体などあり、それぞれの特異度は下記参照。ファーストチョイスは抗GAD抗体。