難聴について

難聴の総説
N Engl J Med 2017;377:2465-73.
DOI: 10.1056/NEJMra1616601

 

難聴はDisabilityの原因の4番目である
難聴の罹患率は10年で2倍になる
60歳台で50%が難聴に  85歳では80%が難聴になる

難聴は入院・死亡・転倒・フレイル・認知症・うつのリスクファクターである
難聴は雇用・賃金・教育においても不利である

難聴の原因
加齢
遺伝⇒難聴をきたす100以上の遺伝子が同定されている
騒音曝露⇒”良い”とか”素晴らしい”(要はうるさくない)音を聞いていても20%が騒音による難聴になる
聴覚障害をきたす薬物への曝露⇒アミノグリコシドは使用すると20%が聴覚障害に 精巣がんや頭頸部の癌でシスプラチンを投与された患者は60%くらいに難聴が起きる ループ利尿薬は聴神経のNaK2Clシンポーターに作用し難聴をきたす

その他の原因
喫煙・肥満・糖尿病

その他の難聴
突発性難聴⇒罹患率10万人に5-20人 グルココルチコイドの有用性は疑問視もされているがエビデンスはあり 1㎎/㎏/dで経口グルココルチコイドを開始する 、早期治療開始が重要でありotologic emergencyであるという認識を持つ