神経梅毒のReview

N Engl J Med 2019;381:1358-63.
DOI: 10.1056/NEJMra1906228

 

疫学
神経梅毒は早期梅毒でも1.8%で発症している。
HIV感染合併例は非合併例の2倍も神経梅毒を発症しやすい

 

臨床症状
TreponemeはPrimary infectionの数日以内に中枢神経へ侵入する。
症候性 or 無症候性 、 Early(感染1-2年) or 晩期(3年~)

 

早期神経梅毒
無症候性髄膜炎(CSFのみの異常)が多い。
症候性の患者は神経梅毒のうちの5%程度で、頭痛や髄膜刺激症状、脳神経麻痺(特にⅡ、Ⅷ)による失明や聴覚障害がおこる

血管障害により小~中血管炎をおこし、脳卒中や脊髄障害をきたす(感染から1-10年で起こるのが典型的)。

晩期神経梅毒の代表的な症状はgeneral paresisや脊髄癆である。

また様々な精神病様症状を呈する
分類できない認知症
誇大妄想
たどたどしい喋りや同じことを繰り返し喋る
痙攣
精神病
うつ
人格変化

general paresisのある患者の80%が精神症状あり
Dermatology 2013; 226: 148-56.

脊髄癆はRomberg sign+となる歩行失調である。多くの症例でArgyll Robertoson pulilsがみられる。https://www.youtube.com/watch?v=kmNhsv3Cijo

general paresisと比較し脊髄癆は稀