喘息の鑑別

糞線虫症は日本だと沖縄でみられることがありますが本州では診ませんかね。

参考
N Engl J Med 2017;377:477-484.
DOI: 10.1056/NEJMcps1607526

 

20歳女性難治性の喘息
喘息患者のうち5%は7歳までに喘息と診断される
喫煙・アトピー・アレルギー性鼻炎はLater onset of asthmaのリスクファクターとなる

喘息に対し全身コルチコイド治療を行う前に糞線虫症strongyloides stercoralisの除外を行うことが重要

喘息治療はアドヒアランスにかなり依存するためしっかり治療しているかどうかの確認が必要
アドヒアランスが良いのに治療に難渋する場合は糞線虫症アレルギー性気管支アスペルギルス症との鑑別が必要
糞線虫症であれば蕁麻疹・下痢・嘔気嘔吐が随伴症状にある
アスペルギルス症であれば発熱・喀痰・喀血が随伴症状にある

胸部CT撮影すると結節性病変あり好酸球性肉芽腫性多発血管炎EGPAが疑われた
ANCA関連血管炎は腎病変がある場合ANCA陽性率90%となるが、腎病変なしだと陽性率40%程度である
この患者はACRのEGPA criteria 4/6だった

EGPAの治療はグルココルチコイドがFirst line
臓器障害がある場合はシクロフォスファミド併用も考慮する
難治性の場合、IVIG・アザチオプリン・リツキシマブ・オマリズマブ併用も考慮する